【コラム】見た目の変化に悩み続けたマイケル・ジャクソン 自己免疫疾患への理解を深めるために
- 7月16日
- 読了時間: 4分

2026年に公開された映画『マイケル』をきっかけに、キング・オブ・ポップと呼ばれたマイケル・ジャクソンに改めて注目が集まっています。
世界中の人々を魅了した彼ですが、その一方で病気と向き合いながら人生を歩んでいたことをご存じでしょうか。
マイケル・ジャクソンは生前、白斑症を患っていたことを公に語っています。また、報道や検視資料などから、全身性エリテマトーデス(SLE)を抱えていたことも広く知られるようになりました。
SLEは自己免疫疾患の一つで、日本でも多くの患者さんが治療を続けながら生活しています。
今回は、マイケル・ジャクソンと自己免疫疾患の関わりを通じて、病気への理解について考えてみたいと思います。
マイケル・ジャクソンが抱えていたとされる病気
マイケル・ジャクソンの外見の変化は、長年にわたって世界中で大きな話題となりました。
特に肌の色の変化については様々な憶測が飛び交いましたが、本人はテレビインタビューの中で白斑症(尋常性白斑)であることを説明しています。
白斑症は、皮膚の色素をつくる細胞が失われることで皮膚の一部が白くなる病気です。自己免疫との関連が指摘されており、患者さんの中には見た目の変化に悩む方も少なくありません。
さらに、報道や検視資料などから、マイケル・ジャクソンは全身性エリテマトーデス(SLE)を抱えていたことも知られています。
全身性エリテマトーデス(SLE)とは
全身性エリテマトーデス(SLE)は、免疫の異常によって自分自身の体を攻撃してしまう自己免疫疾患です。
主な症状として、
発熱
強い疲労感
関節痛
皮膚症状
臓器障害
などが現れることがあります。
症状や重症度には個人差があり、外見からは分かりにくいことも少なくありません。
日本では指定難病の一つに指定されており、多くの患者さんが治療を受けながら仕事や家庭生活を続けています。
「見た目の変化」と「見えない苦しさ」
難病や自己免疫疾患の中には、外見に変化が現れる病気があります。
例えば、
全身性エリテマトーデス(SLE)
強皮症
白斑症
円形脱毛症
ベーチェット病
などです。
見た目の変化によって、
周囲の視線が気になる
病気について説明しなければならない
誤解や偏見に傷つく
といった悩みを抱える方もいます。
また、症状が外から見えにくい場合には、
「元気そうに見える」
「本当に病気なの?」
と言われてしまうこともあります。
病気そのものだけでなく、こうした周囲との関わりに苦しむ患者さんも少なくありません。
世界的スターも病気と向き合っていた
マイケル・ジャクソンは、世界中の注目を浴びながら活動を続けていました。
その一方で、病気や外見の変化に関する憶測や報道にもさらされ続けました。
私たちは有名人の華やかな姿に目を向けがちですが、その背景には病気や困難と向き合う日々があったのかもしれません。
病気を抱えていても、自分らしく生きることはできます。
マイケル・ジャクソンの人生は、そのことを改めて考えさせてくれます。
病気への理解を広げるために
難病や自己免疫疾患は、まだ十分に理解されているとは言えません。
しかし、病気について正しく知ることで、
偏見を減らす
患者さんへの理解を深める
支え合える社会をつくる
ことにつながります。
映画『マイケル』をきっかけに、彼の音楽や人生だけでなく、病気と向き合っていた一面にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
マイケル・ジャクソンは生前、白斑症を公表していました。また、全身性エリテマトーデス(SLE)を抱えていたことも広く知られています。
世界的なスターであっても、病気や外見の変化、周囲の理解不足と向き合いながら生きていました。
難病や自己免疫疾患を抱える方々が安心して暮らせる社会のためには、一人ひとりが病気への理解を深めることが大切です。
映画『マイケル』をきっかけに、病気とともに生きる人たちへの理解について考えてみませんか。
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