【コラム】医師にうまく症状を伝えられない人のための受診のコツ
- 8月8日
- 読了時間: 4分

「診察が終わったあとに、聞きたかったことを思い出した」
「症状をうまく説明できず、伝わったか不安になった」
そんな経験はありませんか?
難病や慢性疾患の患者さんの中には、体調の変化や症状が複雑で、医師にうまく伝えられないと感じている方も少なくありません。
限られた診察時間の中で、自分の状態を正確に伝えることは簡単ではありません。しかし、少し準備をすることで、診察をより有意義な時間にすることができます。
今回は、医師に症状をうまく伝えるための受診のコツをご紹介します。
なぜ症状を伝えるのが難しいのか
診察室に入るまでは話したいことを考えていても、いざ医師の前に座ると緊張してしまうことがあります。
また、
どこから話せばよいか分からない
症状が多すぎて整理できない
診察時間が短く感じる
遠慮してしまう
といった理由で、十分に伝えられないこともあります。
しかし、医師は患者さんからの情報をもとに診断や治療方針を考えています。
そのため、自分の状態をできるだけ具体的に伝えることが大切です。
医師に症状を伝えるためのコツ
1. 症状をメモしておく
診察前に症状を紙に書き出しておくことをおすすめします。
例えば、
いつから始まったか
どのような症状か
どれくらい続いているか
症状が強くなるタイミング
日常生活への影響
などを簡単にまとめておくと伝えやすくなります。
スマートフォンのメモ機能を活用するのもよい方法です。
2. 一番困っていることを最初に伝える
診察時間には限りがあります。
そのため、
「今、一番困っていること」
を最初に伝えるようにしましょう。
例えば、
疲労感が強く仕事が続けられない
痛みで夜眠れない
副作用がつらい
などです。
最も重要な症状を先に伝えることで、医師も状況を把握しやすくなります。
3. 質問したいことを書き出しておく
診察後に
「聞くのを忘れてしまった」
という経験は珍しくありません。
受診前に、
治療について知りたいこと
薬について不安なこと
日常生活で気を付けること
などをメモしておくと安心です。
症状日記をつけるのもおすすめ
慢性的な症状がある場合は、症状日記をつけることも役立ちます。
例えば、
体温
痛みの程度
睡眠時間
食事内容
服薬状況
などを記録しておくことで、診察時に客観的な情報として伝えることができます。
医師が病状の変化を把握しやすくなる場合もあります。
一人で受診するのが不安なときは
症状が重いときや不安が強いときは、家族や支援者に同行してもらうことも一つの方法です。
本人が話しづらい内容を補足してもらえたり、診察内容を一緒に確認できたりします。
また、診察後に説明内容を振り返る助けにもなります。
完璧に伝えようとしなくても大丈夫
「うまく説明しなければ」
と考えるほど、かえって緊張してしまうことがあります。
医師に症状を伝える目的は、上手に話すことではありません。
自分が困っていることや気になっていることを伝えることが大切です。
メモを見ながら話したり、紙を渡したりしても問題ありません。
できる範囲で伝えようとすることが、より良い診療につながります。
まとめ
医師に症状をうまく伝えるためには、
症状をメモしておく
一番困っていることを最初に伝える
質問事項を書き出しておく
症状日記を活用する
といった準備が役立ちます。
診察時間を有効に使うためにも、自分なりの方法で情報を整理しておくことをおすすめします。
完璧に話そうとしなくても大丈夫です。少しずつ工夫しながら、自分の状態を医療者と共有していきましょう。
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